(2) 広島市西部臨海埋立地商業街区整備構想
1]背 景
西部臨海埋立地は、一連の流通・加工機能を備えた総合流通センターとしての役割が中心であるが、同時に、これに関連した業務、住、商、福利機能を整備する一大地域開発プロジェクトであり、「流通」を中心とした一つのまちづくりとして取り組まれた。特に商業街区の整備については、本市が中四国地方の中枢都市としての役割を果たしていくために必要な都市基盤の充実に資するものであり、その立地特性を生かして、西の副都心機能を担うまちとして整備を推進していく必要があったため、昭和60年2月に「広島市西部臨海埋立地商業街区整備構想」を策定した。
2]商業街区開発のコンセプト
ア 人々の日常生活に、「物質的豊かさの追求」及び「生活文化の質的充足の追及」という両面を合わせ持った「ニューライフスタイル」を提供する場として整備する。