日本財団 図書館


本事業の展開は、地域新規産業の育成にも貢献するものと考えられる。或いは、福祉活動に携わるNPO及びボランティアの本事業への参入は、コミュニテイ活動の新たな展開の端緒になる可能性を持っている。

 

4. 今後の検討課題

PFI研究会の現在までの検討状況は上記のとおりであり、今後において検討が必要な個別課題の主なものは、次のとおりである。

これらの課題の具体的な検討については、ケーススタディを通じて行っていくことが効果的と思われる。

1]具体的な事業執行実施手続き方法(公募前準備業務、公募から契約、契約後から事業の執行の段階別)

2]事業成果の評価方法

3]リスク見積もり方法及びリスク分担の具体的方法

4]紛争処理方法及び賠償・補償の方法

5]職員の研修方法

更に、PFI事業の円滑な実施に当たっては、公共事業全般に関わる取り組み、手続き、評価のあり方、体制等について、その実施基準を明確にし、ガイドライン的なものとして取りまとめる必要があるが、そのような基準を定めている自治体がまだ無く、検討作業がなかなか困難な状況にある。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION