3. 新借地方式
1) 仕組み
新借地方式は、生命保険会社の豊富な資金力と不動産経営・運営ノウハウを背景に、ビル賃貸料収入から諸経費を差し引いた残額を借地料として土地所有者に還元する仕組みである。
土地所有者が生命保険会社に土地を賃貸し、生命保険会社が借地上に建物を建設し、運用する。借地契約締結時には借地権設定対価(一時金)は支払わず、借地期間を通じて土地所有者に地代を支払い、借地期間満了時に、土地所有者の請求により生命保険会社は建物を土地所有者に有償譲渡し、土地(借地)は無償で返還するもので、これらのことは契約で規定する。
