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2. 横浜における先進事例

(1) 横浜スタジアム

1]「株式会社横浜スタジアム」に市も5.74%(2億円)を出資

2]市管理の国有地に、会社が施設を建設。竣工後施設を市に負担付き寄付。

3]負担の内容は次のとおり

・市は施設を45年間公園施設として維持

・会社の興行権等の許可

・市は施設維持業務を会社に委託する。(金銭のやりとりなし)

◎英国でいうBTO型に類似、大型施設の建設費負担や運営の民間化を図った点でPFI的事業といえる。

 

(2) 横浜アリーナ

1]「株式会社横浜アリーナ」に市も31%(約40億円)を出資。

2]横浜市の用地上に会社が施設を建設。竣工後横浜市に負担付き寄付。

3]負担の内容は次のとおり

・市は会社に45年間の専用利用権を付与。

・市からは非常勤派遣役員(2/10)、出向社員(4/11)。

◎英国でいうBTO型に類似、大型施設の建設費負担や運営の民営化を図った点でPFI的事業といえる。

 

(3) シニアりぶいん

1]土地、住宅建設は民間所有者

2]横浜市が当該住宅を公営住宅として借り上げ

3]市による巡回相談等の付帯サービスあり。

◎公営住宅の用地取得や建設の負担を民間に移転した点でPFI的といえる。

 

(4) 地域中核病院

1]地域中核病院を民間病院との連携により整備する。(4カ所目事業中)

2]事業用地は市が無償貸付

3]設計管理費(全額)、建設工事費(原則1/10)などの補助。利子補給。

◎日本版PFIの「公共への施設サービス提供型」に近いが、運営費公立病院の用地確保、建設・運営を民間化した点でPFI的といえる。

 

 

 

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