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ウ 参考になる他地域での取り組み例

少子化や高齢化が進み、近い将来、日本の総人口が減少に転じることが予測されるなど、わが国では、かつて経験をしたことがない構造的な社会変化が進行している。このために、少子化対策や高齢者対策など、地域に住む人達が安心して・楽しく、夢を持って生活ができるように支援するための、新しい仕組み作りが必要とされている。

当中球磨地域でも既に取り組みが始まっているものもあるが、"夢ふくらむ「中くま」"を目指していくためには、上記の「ア」の項に記しているような課題がまだ残されており、地域にある人的、社会的な資源などを活かして、新しい仕組みづくりを更に工夫していくことが必要とされている。

前述のように、この新しい仕組みづくりは全国共通の課題になっているために、各地で工夫を凝らした様々な取り組みが続いている。この中から、次の事例を参考になる取り組みとして取り上げてみた(図表4-3)。

○地域福祉の新しい仕組みづくり

⇒ゆいのもり・健康福祉事業(福岡県矢部村)

○身近な生活における自然環境保全のための仕組みづくり

⇒地域内連携による廃棄物の再資源化(高知県芸西村)

○新しい地域づくりの仕組みづくり

⇒女性リーダーの登用(栃木県南那須町)

女性による農産加工・販売(静岡県天竜市)

住民からの生活・まちづくり提案(宮城県鳴子町)

○まちの文化・歴史を活かす仕組みづくり

⇒民話・民俗などによる地域おこし(岩手県遠野市)

 

 

 

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