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図表2-1 自然環境条件の設定

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(注)風速の最大記録は36.0m(1991.9.27)であった。

HHWL:既往最高潮面(過去に経験した最も高い潮位。HWLは朔望平均満潮面3.90m。)

LWL:朔望平均干潮面。

CDL:基本水準面。1.71m。

資料:財)沿岸開発技術センター及びマリンフロート推進機構「大規模浮体構造物の研究……設計技術分科会報告」(平成9年7月)

 

イ 浮体構造物

・基本的には、技術研究をもとにして確立した理論設計プログラムにより設計している。種々の外力を想定しているが、特に大きな外力要因である波浪外力について、浮体構造物の必要強度を規定する自然条件としては、暴風時の最大波高3.0m(再現期間50年)を設定している。

・内部スペースにおいてフォークリフトが動けるようにするために5mの高さとすることを前提とした。したがって、この高さでは、トレーラー向けの駐車場を内部スペースにおくことは想定していない。

・以上のような条件を加味することによって、浮体構造物の総重量は概ね5万t程度のものとなる。

・喫水は1.5mとした。浮体構造物の自重による喫水は約0.6mとなる(5万t/8万m2)。なお、浮体上部には5cmのアスファルトコンクリートによる舗装を想定しており、これによる荷重や費用は見込まれている。また、上部構造物・設備が具体化することによって荷重がかかるが、このような浮体上部の条件が具体化してくることを見込んで、1.5m程度となると想定したものである。これに伴い、乾舷高は3.5mとなる。

 

 

 

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