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平成24時のフェリー発着数=6回/週

従って、広湾地区においてこれらの車両アクセスが可能となる程度のフェリー接岸岸壁の整備が必要となる。

 

(3) 海洋環境産業

呉市産業活性化を担うべき分野として海洋関連産業が注目されており(呉市長期構想「創造とふれあいの海洋拠点都市」)、その方向を代表するものとして海洋環境産業振興が位置づけられている。“呉市海洋懇話会”では96年以降その具体化の一つの方策として「洋上プラントによる廃棄物処理デモンストレーション事業」が検討されている。これは、長さ100メートル×幅20メートル×深さ3メートルの鋼製浮体構造物上に発泡スチロール処理プラントを搭載した施設として構想されている。この施設は、呉港を基地として廃棄物を収集・処理しながら西瀬戸内海を巡回し、PR館などを設置することによって巡回先において環境教育や研修、学習会やイベントを行うことが想定されている。なお、この施設の実現可能性を検討するために、平成10年度には、処理対象廃棄物の需要動向と西瀬戸地域における操業パターン航海ルート案の検討を行っている。

この施設の特徴は曳航されることによって移動が可能と言うことであり、本調査研究で検討しているメガフロートとの関係は、メガフロートをこの洋上プラントの呉港における親基地として係留拠点として位置づけることが可能である。また、海洋環境産業をテーマとした教育・研究機能を有するスペース等の確保についても検討余地がある。

 

図表1-44 洋上プラントイメージ

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(資料) 呉地域海洋懇話会、社団法人 海洋産業研究会「海洋環境産業振興策調査報告書」(平成10年3月)

 

 

 

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