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3]多様な機能の導入

・図表1-13に記述するように各拠点において、災害直後に想定される多様な活動を支援するための、さまざまな機能が導入されている。(例:救命・救助、物資搬送等に関連した機能)

・活動要員のためのスペース、物資のためのスペース、活動を支援する施設(情報・ライフライン等)が整備(計画)されている。

・ただし、医薬品の搬送、医療救護、避難者の受け入れ、災害廃棄物の処理なども含めた一連の活動をトータルで支援する拠点事例は見られない。地方自治体においては、必要性は認識しながらも、消防防災、医療救護、廃棄物処理に関する具体的な検討部署が異なることなどがその実現の障壁となっているものと考えられる。

 

図表1-13 伏木富山港港湾防災拠点において想定される活動内容

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資料:「港湾防災拠点整備計画調査(伏木富山港)」(平成8年度、運輸省 第一港湾建設局)

 

4]平常時の活用・運営の工夫

・平常時に防災拠点としての機能(人材育成・情報発信・調査研究)を発揮させるだけでなく、レクリエーション施設としての運営を行うなどの工夫も見られる。

 

 

 

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