(ウ) 防災拠点の役割・配置・導入機能に関する事例研究
ヒアリングおよび文献より得られた兵庫県の事例・伏木富山港の事例を含め、「各事例における防災拠点の役割・配置および利用シナリオ」を図表1-14に整理して示す。各事例研究により、1]〜4]に示すような知見が得られた。
1]県域に複教の拠点を配置
・例えば、兵庫県の場合、図表1-11に示すように全県拠点・ブロック拠点・その他拠点の3種類が改造構造をなしている。そして、全県対応の中心拠点を1ヶ所設けその他の拠点へ指示を与えて総合的に支援するといった階層構造が見られる。また、背後圏エリアを設定し、各エリアに1ヶ所以上拠点を位置づけて、役割分担を行っている。