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3 観光地整備に当たっての今後の進め方と役割分担

(1) 今後の進め方

本調査研究は、本町の今後の観光振興に対する一つの提言として示したものである。

一般に、観光地は盛衰を繰り返しながら、時代状況に応じた施策を講じ、振興策を図ってきている。

 

図表6-6 観光地の成長プロセスと対応施策の関係

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これらの動きに対して、振興策は大きく分けると次の2つの視点からなるものである。

○ 長期的活性化方策

○ 短期的活性化方策

長期的活性化方策とは、観光地振興の短・中長期のシナリオを描いたうえで、基本的に取り組む施策であり、概して時間も要するものである。その基本的枠組みは次のようなものが挙げられる。

◆ 環境及び観光資源の保護・管理

◆ ポリシーの確立

◆ 観光地基盤の整備

◆ 観光地経営システムの確立(人づくりを含む)

短期的活性化方策とは、その時、その時の時代状況において、適宜手を打っていく方策であり、比較的短期的なもので、その基本的枠組みは次のようなものが挙げられる。

◆ 市場構造変化への対応(ニーズや交通条件の変化等)

◆ 観光地の魅力づくり(時代にマッチした資源・施設の開発・再整備やニーズにあったソフト展開等)

◆ 多様な事業手法の確立(資金・運営や地域コミュニティとの連携等)

 

このような基本認識が必要であるが、本調査研究では各種施策について、プログラムの提示はおこなっていない。但し、先に示した「当面取り組むべき主要プロジェクト」は中・長期的な施策も含んではいるが、なるべく早く手を付けた方が望ましいと思われる施策を事業化してみている。

 

 

 

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