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3 今後の市場条件の改変要因

市場条件の改変要因は一般的には次の2つの要因がある。

 

■ 交通条件の変化により、市場からのアクセスや競合・補完地の条件が変わってくる。

■ 拠点開発により、需要の吸引構造が変わってくる。(地域内で行われれば吸引力の強化になるが、地域外であれば顧客をとられてしまうことも考えられる)

 

白浜町の場合には次の2つがその改変要因として捉えられる。

1] 近畿自動車道紀勢線の整備

2] 旧白浜空港の跡地利用

 

1]についてはの現在の整備区間と今後の予定は次のようになっている。

○ 現在の供用区間:松原〜御坊(120.1km)

○ 白浜までの開通予定:御坊〜白浜間42.Okmは平成20年頃までには開通

この整備により、関西方面からの時間距離はさらに短縮されるが、一方串本方面へも流れやすくなり、白浜が通過地となることも考えられる。そこで、このインパクトを効果的に吸収するためには次のような点に留意していく必要がある。

○ 白浜を目的地としてもらうための独自性ある魅力強化

○ 白浜ICから海岸方面へのアクセス道路の整備

○ 白浜IC周辺における、観光情報の提供やパーク&ライド方式等を念頭においた交通システムのあり方の検討

 

2]については、現在県も含めた協議がなされており、一つの考え方として次のような整備が検討されている。

○ 航空系大学の整備

○ 航空博物館の整備

仮に、このような整備が実現されると、観光とも大きな関係を持ってくることになり、これらの要因と観光とをいかに結びつけるかということを十分に検討していく必要がある。

 

 

 

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