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カ 土産物仕入費の支出先構成

土産物仕入費の支出先構成についてみたものが図表2-12である。宿泊業では、菓子類(同町=96.9%)や民芸品(同町=87.2%)において、同町への支出割合が高いが、海産物については半分程度(同町=44.6%)となっており、県内他市町村への支出割合が高くなっている(県内他市町村=51.7%)。また、土産品販売業の海産物をみると、県外での支出割合が高くなっていることから(84.4%)、同町産の海産物の土産物は、町内にあまり出まわっていないことがわかる。

 

図表2-12 土産物仕入費の支出先構成

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(注) 集計サンプルは宿泊業が4杜、土産品販売業が9社である。また、小数点第2位以下を四捨五入しているため、各項目の数値の計と合計は必ずしも一致しない。

 

キ 販売費及び一般管理費の支出先構成

販売費及び一般管理費の支出先構成についてみたものが図表2-3である。衣類・寝具では同町(99.4%)、食器類では県外への支出(99.4%)がほとんどであるように、宿泊業では、それぞれの費目によって支出先をはっきりと区分けしているようである。また、広告宣伝費や従業員教育費については、県外への支出が高くなっている(91.8%、87.9%)。

土産品販売業についても同様に、費目によって支出を区分けしている(器具・備品の同町と田辺市への支出合計、食器類の県外支出が100%である)。

飲食業については、衣類・寝具や食器類など一部の費目を除けば、同町や田辺市への支出がほとんどである。なお、従業員教育支出割合の過半数は県外で行われている。

 

 

 

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