(注) 集計サンプル数は宿泊業が11社、飲食業が10社、土産品販売業が12社である。
資料:「取引実態アンケート調査」より、以下、本章のものは同じである。
(2) 主要費目別の支出構造
ア 全体支出構成
主要品目別の全体支出構成についてみたものが図表2-7である。これによると宿泊業では人件費(37.7%)、飲食業は調理用材料費(38.4%)、土産品販売業は土産物仕入費(39.5%)への支出割合が高くなっている。
これを、人件費と販売費及び一般管理費を合計した支出割合でみると、宿泊業では70.1%と、飲食業(51.2%)や土産品販売業(51.7%)よりも、支出割合が高くなっている。
一方、飲食業では調理用材料費と飲料仕入費を合計した支出割合が44.2%、土産品販売業では土産物仕入費が39.5%となっており、業務に直接関係する費目での支出割合が高くなっている。