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第4章 全国の事例

 

1 大学をめぐる近年の動向

 

1993年度以降の公立及び私立の大学、短期大学等の新増設の状況をみると、以下のような特徴があげられる。(図表0-1)

1]看護職の養成や社会福祉及び医療技術職の養成など、近年の社会的要請に対応するものが多いこと。

2]既設の短期大学を廃止または定員減、大学の学部の転換など、いわゆる改組型が増加してきていること。

3]地方自治体が地域の文化・産業の振興の観点から、大学などの新増設に積極的な姿勢を示していること。

 

図表0-1 大学設置の動向

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また、平成11年度においては、国は、1]学科の改組編成、大学院研究科専攻の設置、2]理工系学部における実験実習設備の高度化・現代化を推進する「理工系教育高度化設備費」、3]理工系分野の魅力を積極的に青少年や社会に情報発信するための体験入学事業などなどに要する「理工系教育推進経費」の予算措置や、4]サイエンスボランティア登録名簿の作成・配布、などの施策を推進することとしているところである。

 

 

 

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