日本財団 図書館


(3) 地域経済基盤強化計画

中部圏で、1984年度に地域経済活性化対策第2次推進地域の指定を受け、「ゑけ!ピースフル中部(おお!平和で豊かな中部)」をスローガンに「地域の人材、技術、資源等の活用」、「広域観光開発」と「商業近代化・特産品の開発振興」、「人材育成」を基本戦略に設定し、地域活性化のための諸事業を推進してきた。とくに、「地域経済基盤強化は、まずひとづくりである」との方針から、研修会、講習会、懇談会、視察研修などを行なうとともに、「ゆがふう塾」事業、「地域リーダー養成講座」研修会の開催、「ボランティア支援事業」、「学園都市」の建設を促進するものとしている。本計画では、本地域の経済振興の課題や施策の方向、主要事業を以下のように定めている。

 

ア 経済基盤強化のための課題

本圏域の最も特徴的な振興課題は、基地の撤去、整理縮小を促進し、21世紀を展望した圏域の振興発展を期すことであり、以下のようなことが重要な取組課題となっている。

 

1]中核都市機能の形成

2]市街地再開発と商業サービス機能の再生

3]新市街地開発と都市機能の整備

4]リゾート・コアシティーの形成

5]総合リゾートの形成

6]ニューカントリーの環境形成

7]都市型リゾート拠点の形成

8]流通加工拠点の形成

9]金武湾総合利用の促進

10]水産業の振興

11]バイオインダストリーの育成

12]歴史的環境の形成

13]マリンパークの形成

14]中部学園都市の形成

15]海岸リゾートの形成

16]伝統文化の拠点の形成

17]高原リゾート・森林レクゾーンの形成

18]北部リゾートヘのゲートゾーン機能の形成

19]海浜リゾートの形成

20]郊外型商業サービス機能の形成

21]地域総合整備資金貸付事業(ふるさと融資)の活用

 

イ 地域経済基盤強化のための戦略

本圏域における地域経済基盤強化対策には、圏域の特性や資源を最大限に活かした主体的な取組と、生産者、商工業者、観光関連団体、地域住民など各種組織の有機的な連携、さらに地域住民の創意性の発揮と活力の結集が肝要である。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION