図表4-10　成田市内居住者の購買地域

資料：「千葉県商圏調査(平成10年)」

　

以上のような市内購買率の状況のもとで、人口当たりの小売販売額を東関東自動車道沿線の市町間で比較すると、国際空港を擁する成田市をみると、対全国換算指標でみると全国平均の1.5倍と高くなっているが、そのほかの佐倉市、酒々井町、富里町でも四街道市の水準を上回っている。とくに、この3市町は京成線によって巨大な商業集積を有する船橋市とつながっているにもかかわらず、四街道市の水準を上回っている。

　

図表4-11　四街道市小売商業の規模の特徴

(注)人口は97年国勢調査より参照、小売販売額は各都道府県作成資料より参照

資料：「地域経済総覧99」

　

このような四街道市商業の現状と、先にみたような周辺市町のICを核にした新しい商業・アミューズメント機能の整備計画の状況からすれば、四街道市の商業は、単に市内購買力を分け合うような視点ではなく(商業集積の強化・拡大を志向している近隣市町に市内購買力をとられる可能性があるため)、広域からも購買力を集めることを目指した取組をすすめることが必要であると考えられる。

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