以上から土地所有者の意向を概括すると次のように捉えられる。
土地の利活用については積極的な意向があり、特にIC周辺のB・C地区でその傾向が強い。その時に土地を「売却」するか「貸地」とするかについては考え方が分かれているが、地区別で「売却」意向はB地区が最も高く、「貸地」ではC地区の半数以上の人がその意向をもっている。また、整備手法については行政も参画し、整備可能なところから段階的にすすめていくことが望ましいという判断を有している。すなわち、開発プロセスからみるとIC周辺の土地利用が最も優先されことが想定され、その開発に対しては行政との共同開発方式であるならば住民の理解と協力を得られる可能性が十分にある。
ただし、今回のアンケートは具体的な土地選定をおこなった上での意向調査ではないので、次の段階では一定の開発方向を示した上で、さらに土地所有者との意見調整が必要と思われる。