4 導入機能の特性
先に示したIC周辺開発計画のうち、平成10年度に策定された「21インター周辺土地利用プレゼンテーション」では、IC周辺の土地利用の方向付けが示されている。これに基づき、IC周辺地区のまちづくりの方向や整備機能を再整理すると次のようになる。
(1) 四街道IC周辺のまちづくりの基本方針
ア まちづくりの基本目標
本市の将来都市像からみたIC周辺の位置づけ及びIC周辺地区のまちづくりの視点から、IC周辺地区のまちづくり基本目標としては、次の3つが掲げられている。
1] 四街道市の活力ある次代をリードする拠点地区の形成
2] 世界との交流、千葉都市圏との交流を促進する広域機能の導入
3] 田園環境を積極的に生かしたまちづくり
イ まちづくり(地区)の名称
上記の3つの基本目標に基づき、IC周辺地区の名称を次のように設定している。
四街道・フレッシアン・パーク
交流をテーマに、
活力ある(フレッシアン)四街道をリードする、
環境重視(パーク)のまちづくり
ウ まちづくりの方針(地区の構成)
こうした基本目標を実現するための、まちづくりの方針として、地区を大きく2つの部分に分けて、開発をすすめることとしている。
第1には、田園環境を積極的に生かしたまちづくりの土台を形づくる環境重視のまちづくりを行う部分として「フレッシアン・ガーデン」を設け、農地のなかに公園、スポーツ・レクリエーション施設等の環境活用型交流施設を導入する1]グリーン・ガーデンと田園環境に近接した居住機能を導入する2]コミュニティ・ガーデンから構成する。
第2には、広域機能の拠点市街地を形成する部分として「フレッシアン・タウン」を設け、交流をテーマとした1]ライフ・タウンと産業機能の導入を図る2]ビジネス・タウンから構成する。
こうしたまちづくりの方針を概念化したものが図表2-15である。