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(3) 元気高齢者づくり対策の推進

〜「ヤング・オールド(若々しい高齢者)作戦」の推進〜

 

(施策の方向)

高齢者が健康で生きがいを持って生活を送ることができるよう、健康づくりや介護予防事業を積極的に推進するとともに、地域における生きがいづくりや社会参加を支援する。

これにより、若々しく元気な高齢者(特に心身ともに健康な前期高齢者)が、介護分野をはじめとして地域活動に積極的に参加し、地域社会を支える役割を担うことを可能とする環境を作り出す。

※寝たきりゼロを目指す「新寝たきり老人ゼロ作戦」を発展させ、元気高齢者づくりを推進する対策として、将来的に自立高齢者の割合を9割程度に引き上げることを目指す「ヤング・オールド作戦*」を新たに推進する。

 

1] 総合的な疾病管理施策の推進

保健事業第4次計画を推進。特に体系的な健康度評価(ヘルスアセスメント)に基づく個別健康教育を高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙について重点的に実施。

 

2] 地域リハビリテーション体制の整備

地域リハビリテーション協議会及び広域支援センターを整備し、身近な医療機関においてリハビリテーションや介護予防に資する医療サービスが受けられるよう支援。

 

3] 介護予防事業の推進

市町村が介護予防の観点から実施する介護予防教室や地域住民のボランティアグループに対する支援事業などを支援。

 

4] 生きがい活動の支援

高齢者の引きこもり予防のために、生きがい活動支援通所事業(生きがい対応型デイサービス事業)などの生きがい活動を支援。

 

5] 社会参加・就業の支援

老人クラブ活動やシルバー人材センター事業の支援などを通じ、高齢者の地域における社会参加、教養文化活動や就業を推進。

 

* ヤング・オールド作戦〜高齢者が、できる限り「若々しい高齢者(ヤング・オールド)」として、健康で生き生きとした生活を送れるようにするための一連の施策を名付けたもの。特に「前期高齢者(65歳〜74歳ヤング・オールド)」に関して、積極的な社会参画を進めるねらいも込めている。

 

 

 

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