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(エ) 既存施設の再利用

その他にも、土佐市においては、既存の公共施設を有効活用することで、効率的に福祉サービスの向上を図ることとしている。

1]公民館等を活用した、ミニデイサービスの事業拡大を図る。

2]遊休施設を宅老所や配食サービスターミナルヘの活用検討。

3]保育園、学校の遊休教室を利用した高齢者とのふれあいの場づくり。

 

(2) 春野町の取組みについて

春野町では、施設から退去を迫られる高齢者のために民間法人が建設する高齢者住宅10戸に対して補助を行っている。

 

ア 高齢者住宅の状況

住宅は、県の単独補助事業である「高齢者向け住宅緊急確保事業」(別記事業概要を参考のこと)を活用しているが、隠し病棟となる可能性を理由として医療法人の住宅建設は医師法により認められていないため、本事例では、病院経営者の理事が別会社を設立して住宅を建設した。

そのため、住宅は病院に隣接しているにもかかわらず、ナースコールを直接病院に繋ぐのではなく、民間の警備会社を利用しており、配食も現在は暫定的に病院が行っているが、平成12年度からはNPOを利用することになっている。

 

 

 

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