I. 内航海運業界の実態調査
1. 内航海運企業アンケート調査
(1)アンケート調査の概要
1]アンケート調査対象
全国の内航船運航者を対象としてアンケート調査を実施した。対象企業の選定は「99年海運・造船会社年鑑」を使用し、支配船数基準で上位企業を選定した。アンケート発送数は104サンプル(複数の船種にまたがる場合は1社に複数サンプルを配布)。
2]アンケート実施時期
1999年10月
3]アンケート回収数
回収数47サンプル(回収率45.2%)
なお、集計は船種別クロスセクション集計を中心に実施。
4]アンケート内容
アンケート票を参照
(2)アンケート調査結果
(「問1.船種の選択」に関してはコメントを省略。)
1]現在の内航輸送量の評価
業界全体の現在の内航船輸送量は過去のピーク時に比べ2割程度減少しているとの見方が多い。ただし、油送船については減少幅はさらに大きく、3割程度減少との回答が最も多い。油送船輸送量の減少が特に深刻である。