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表1. 航走試験結果(全開航走時)

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図12. 全開航走時における各測定因子への影響

 

32ノットの高速域でも全般的に回流水槽での流動試験とほぼ同じ傾向を示すが、動圧型の抵抗が水槽試験ほど大きな差とならなかった。

流量(圧力) 新形状品>>長フェアリング型≒動圧型>低抵抗型

船速(抵抗) 長フェアリング型>新形状品≒低抵抗型≒動圧型

新形状品は、予想通り流量の増加が著しいが抵抗の影響が意外にも小さかった。この流量増加量に着目すると、海水ポンプをより小さいものに換えてコスト低減につなげるとか、あるいは、投影面積を小さくしてより抵抗の少ない形状とし船速向上に振り向けることが出来ると考える。

尚、フェアリング追加により後進時の冷却水吸い込み性に悪影響が出ることが懸念されたが、今回の実航走試験の結果では実用上の問題は無かった。

 

 

 

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