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Table 7.43式 (7.4)におけるb/aとたわみδ

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板の縦弾性係数をE、ポアソン比をνとすれば、板の単位剛性Dは式(7.3)で示される。

D=Et3/12(1-ν2) (7.3)

板の両辺の長さをa及びbとすれば、上記のMを長さaの辺上対辺に受ける場合の中央部のたわみδは、次式で与えられ47)、これを少し詳しく算定して計算の便を計ったのがTable 7.43である。

 

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係数kを式(7.4)から算出したTable 7.43の数字とすれば、δは式(7.1)と式(7.3)を用いて次式のようになる。

δ=k・3σ(1-ν2)/E・(b/t)2・W (7.5)

ただし、bは短辺をとるから、もし、b/a>1の場合は、bの代わりにaとする必要があることに注意を要する。

式(7.5)から、b/tが小さいほど、すなわち、板の設計強度の高い(設計応力を低くとる)ほど、また、すみ肉溶接の脚長Wを板厚tに比べて小さくするほど、いずれもδが少なくなる程度が大きいことが分かる。

a/bの影響は、長辺の長さを小さくするほど、δが少なくなる。溶接ひずみを少なくするためには、ひずみ防止用スチフナーを細かく入れることの効果を示すものである。a/bが大きくなると、δは大きくなっていくが、長辺の影響が次第に減少して、δが一定値に飽和する。

周囲をすみ肉溶接する場合は、式(7.1)による曲げモーメントが四辺に作用すると考えればよいから、Table 7.43の値を方向を加味して加算すればよい*7.55。例として、Table 7.44は、板厚6mm及び7mmのパネルについてロンジのピッチを300mmに固定し、肋骨又は肋板のスペースを変えてたわみδを算出*7.56したものである。この場合、E=7.2×105kgf/cm2、ν=0.33とし、σは溶接線に直角方向の溶接残留応力σχから、便宜上、σ=1,300kgf/cm2を用いた。

 

 

 

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