注.(1) JIS 5号試験片。
Table 19は、AA基準における突合せ継手の最小値である。引張強さ及び引張耐力の最小値に基づく圧縮耐力、せん断強度、支圧強度の各値は、前項の母材の場合とほぼ類似といえるが、圧縮耐力は引張耐力と同等の場合が多く、また、支圧耐力が引張耐力の1.6倍前後となっている。
このAA基準の引張強さの最小値は、米国機械学会ASMEの溶接検定値(weld qualification test values)*3なので、後述の安全率から許容応力を算定する場合の引張強さはTable 19に掲げた値の90%を用いる30)。
*3 ASME Boiler and Pressure Vessel Code, Sec. IX, Part B.