ここに、σb:曲げ強度(kgf/mm2)
Pmax:破壊時の荷重値(kgf)
L:支点間距離(mm)
b: 試験片の幅(mm)
h:試験片の高さ(mm)
試験は、L-1-U、Lを除いてどの試験片も曲げ破壊させることができたが、破壊時のたわみは大たわみとなった。ただし、曲げ強度は式(2)に示した微小たわみの仮定で整理している。
3) 試験結果
図3-2に試験後の試験片の例を示す。破壊した試験片はいずれも引張側の継手部界面から発生した。
表3-1は、ストレインゲージより求めた、L-1-U、Lの曲げヤング率(Eb)である。試験結果として、表3-2に各試験片の板厚(h)、破断荷重(S)、破断荷重/板厚(S/h)、曲げ強度(σb)及び破壊様式を示す。ただし、L-1-U、Lについては、破断させることができなかったため、最大荷重値で整理してある。また、曲げ強度(σb)を各試験片毎に比較したものを図3-3に、破壊荷重(L-1-U、Lについては最大荷重)を各試験片毎に比較したものを図3-4に示す。