これらの専用プログラム群は、[図2.5.1 共通インターフェイス]に示す構成になっている。
これは、基本データファイル、図ではD/B: データベースとしてあるが、様式が変わっても、入口に当たるI/F: インターフェイス部を共通化して、各プログラムへの波及を1本に局限するための工夫である。
なお、このプログラム群に含まれていないようであるが、[図2.5.2 喫水文字]も同類の専用ソフトなので、ここで紹介しておこう。
船体曲り部に付く喫水文字(ドラフトマーク)は、その目的から船体の真横から見て文字の幅と高さが規定の大きさに見える必要がある。すなわち、船体曲り部の喫水文字は、その位置で船体曲面上に展開すると、文字が変形することになる。
数値現図での喫水文字の展開は、文字の取り付く位置で船体曲面上に、船体の真横(正側面)から規定の大きさの文字(フォント: 文字を構成する点列)を投影して求めるが、このときの船体曲面部分は、その位置で接する一平面と仮定できる。