ホースパイプのベルマウス位置や取合い部材の形状決定のために、部分的に平面図、側面図を作画したり、さらに錨の収まり具合を確認するアンカーハンドリング・テストが必要であれば、アンカー模型の縮尺で箱型用船首部曲面を描かせている。
また、スターンフレーム部ボス鋳物原寸型の作成のために、任意の範囲で正面、側面、平面の船体線図を、実寸でドラフター出力もしている。
造船日程計画を固めて、基本データを作るに必要なキープラン: 基本設計図が前倒し出図され、ランディング・ファイル作成が先行できれば、ヤードプラン: 船殻構造図のパネル面作画・艤装装置図の配置背景作画の提供が、自動化できる。
2.5.2 基本データ作表出力
平板ブロックの板継ぎ後仕上げマーキン寸法、そのパネル皮板や条材の寸法…などに利用する格子点オフセットのリストを、プリントアウトしているが、単にファイルされたデータを取出すだけなので、内容に数値現図的な特色には乏しい。
まだ作表様式の工夫など特筆できるものは見られないようである。