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2.5 航空3社の機内電磁波環境調査試験概要

調査試験に先立ち、「2.4 機内の電磁波環境事前確認試験」で得られたデータをもとに、本試験で測定する周波数や測定内容等について検討した。その結果、機内電磁波環境は乗客数や使用航空路、飛行高度等様々な要素で変化することが予想され、機内電磁波環境に関する全体的傾向を調べるには多くのデータを用いた統計的考察が必要になるとの結論に達した。しかし、この事前確認試験で得られたデータは統計的検討を行うのに十分な量とは言えないことから、本試験でも事前確認実験と同じ周波数帯及び測定内容でデータを追加的に収集することにした。

本試験の実施日、航空会社、便名及び測定区間について表2.5-1に示す。

 

表2.5-1 試験の実施日、航空会社、便名及び測定区間

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試験において、電磁波環境測定装置の設置位置はどの航空会社の機体でも図2.4-1に示したように客室最後尾の中央部座席4席中の中央2席とした。

尚、表2.5-1に示した航空3社での測定結果の詳細は添付資料-1に示す。添付資料-1は航空会社別の飛行コース、飛行高度の条件において、周波数帯域別の電磁波環境レベルの尖頭値を離陸から着陸までの時間を時系列で表したデータである。

 

 

 

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