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2.3 装備試験

電磁波環境測定装置を機内に持ち込み、座席に容易に装備ができ、且つ、安全性を確認した。また、測定装置の機能性能が満足していることを確認する試験をした。

 

2.3.1 測定装置のフィット試験

B777の最後部座席にアンテナ、スペアナ、パソコンを装備して安全性、操作性及び容易に装備・撤収が可能であることを確認した。

 

2.3.2 装備状態のアンテナ係数の測定

機内電磁波環境を測定する装備条件(アンテナ、スペアナ、パソコンの配置は実際の測定時と同じとする)で、アンテナ係数をネットワークアナライザーを用いて測定した。測定機器間の各種接続ケーブルは今回の測定に用いる専用ケーブルである。但し、乗客は搭乗していない条件である。

 

2.3.3 既存搭載電子機器へのEMI試験

電磁波環境測定装置を正常に動作させた状態で、Weather Radar,Maker System, VHF NAV System等、表2.3.3-1に示す、30装置について電磁波環境測定装置からの電磁干渉を受けるか否かの動作確認試験を実施した。

総ての装置に対して電磁波環境試験装置からの干渉妨害波はなかった。

 

表 2.3.3-1 電磁干渉調査対象装置リスト

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