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2) 測定装置の構成ブロック図

 

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図 2.2.1-2 測定システム機器構成図

 

(2) 装備要と測定要領

機内への持込は手荷物扱いができる構造構成にした。

また、客座席に容易に装着でき、且つ、電源投入後、容易に電磁波環境を測定ができるようにした。測定後の撤収法も含めて次の手順で実施した。

1]機内で機器間の装備・配線、測定装置の立上げ所要時間は20分以内程度で実施した。

2]測定は2人で実施した。

3]測定場所は最後部4座席を利用した。

a. 測定装置の装備要領

・アンテナは座席に安全ベルトと固定専用紐で装着した。

・パソコンは離着陸時には測定者の膝の上、その後はテーブルで使用した。

・スペアナは運搬用携帯バンドでシート背に固定し、更に、安全ベルトで固定した。

b. 測定は原則として離陸開始するために機体をバックプッシュから測定を開始した。

また、測定終了は着陸して機体が静止するまでを原則とした。

滑走路渋滞等を配慮してスペアナ、パソコンの電源(電池)容量を配慮して試験を開始した。

 

2.2.2 測定装置の機能性能

(1) 測定装置の具備機能概要

1]100MHz〜2500MHzの電磁波の測定ができる。

2]下記の2.2.2(2)に示す、測定周波数帯、測定帯域に対応した、RTCA/DO-160CSECTI0N 21で規定されている、測定帯域幅及び掃引時間をパソコンがスペアナを制御した。

 

 

 

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