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1 委員会の開催概要

平成11年度の航空機内で使用する電子機器の電磁波検出器の調査開発委員会は3回開催された。尚、航空機内電磁波環境調査を実施する計画、準備、測定方法の確認の為に2回の作業部会を開催した。

 

1.1 第1回委員会

1.1.1 開催期日  平成11年7月13日

1.1.2 議 事

(1) 平成11年度の活動計画について討議された。

EMI検出器を開発するための基礎資料として、実運航状態での機内の電磁波環境を測定することとし、その方法等に関して、次のような討議が行われた。

1]機内電磁波環境測定用機材(電磁波環境測定装置と云う)は主として航空無線システムで使用している周波数帯及び携帯電話等の周波数帯域を重点に測定する。

2]GPS周波数帯を重視する。

3]測定範囲は巡航のみならず、離陸から着陸までの範囲を測定する。

4]機内の電磁波環境レベルの測定は実施した例がない事から、一度データを取得した後に、試験方法、試験条件を見直す必要がある。

5]討議の後に、次の件が承認された。

a. [航空機内で使用する電子機器の電磁波検出器の調査開発]仕様書(案)が検討の上、承認された。

b. 委託先を(社)電波産業会とすることが承認された。

(2) 国内航空会社における事例の報告があった。

事例として、小型ゲーム機によると思われる障害事例が報告された。

 

1.2 第2回委員会

1.2.1 開催期日  平成11年11月30日

1.2.2 議 事

(1) 平成11年11月24日機内電磁波環境調査事前飛行試験を実施した結果報告がされた。報告内容は次の通りである。

1]7月28日作業部会の報告と電磁波環境の準備経過報告がされた。

2]電磁波環境測定用機材(以下測定装置と云う)の準備状況

・測定装置自体のEMI試験の実施結果報告

・測定装置の機内装備フィット試験結果報告

・機内実装状態での広帯域アンテナ係数の測定結果の報告

 

 

 

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