4.2. その他
(1) インテグリティビーコン着陸システム(スタンフォード大: 米国)
本システムはキネマティック方式であり、2式のシュードライトを地上に設置し、シュードライト信号を送信する。また、基準局から各GPS衛星の搬送波位相をユーザ側に伝送し、ユーザ側ではその情報及びシュードライト信号の観測値を基に搬送波位相のサイクルアンビギュイテイを決定する。
精度的にはかなり良好であるがサイクルアンビギュイティを解くのに、地上のGPS Integrity Beacon上を通過しなければならない。サイクルアンビギュイティを機上で解くことで機上に大きな負担がかかる等のことから、現在のICAOのGBASではキネマティック方式ではなくコードディファレンシャル方式が先行して考えられている。