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3.3.5 メッセージの順序性

 

(1)トラフィック情報提供におけるメッセージの順序性

飛行評価試験において地上評価装置から送信したメッセージの追い越し(後から送信したメッセージが前に送信したメッセージより先に機上評価装置に到達する現象)が発生した。メッセージの追い越しが発生したのは、いずれも30秒間隔でトラフィック情報提供を行った際である。

 

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図3-39 メッセージの追い越し

 

(2)メッセージの順序性が崩れる要因の分析10

ACARS通信においてアップリンクメッセージの追い越しが発生する要因として次の2つが考えられる。

1]RGSメッセージキュー超過による追い越し発生

2]通信経路の途中変更による追い越し発生

 

10ACARS通信におけるメッセージ追い越し要因については運輸省電子航法研究所「航空管制用VHFデータリンクの研究」報告書(平成7年3月)において詳細な分析がなされており、ここでは一部引用した。

 

 

 

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