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2.2.2 出発(到着)時刻通報

「出発(到着)時刻通報」は自機が離陸(または着陸)した際に、パイロットの簡易な操作により、地上評価装置にその事実を通報するものである。地上評価装置は受信した出発(到着)時刻の通報をもとにデータベースを作成し、運航管理を行うことができる。

 

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図2.2-4 出発(到着)時刻通報の概要

 

(1)地上評価装置

機上評価装置から送信された出発(到着)時刻通報の受信およびその情報の表示、保存、管理を行う(図2.2-5、図2.2-6)。なお出発(到着)時刻通報はARINC620で定義されているOOOI(Out-Off-On-In)のメッセージフォーマットに従う。

 

(2)機上評価装置

離陸(Take Off)および着陸(On Ground)の2つのイベント時に、パイロットの操作により手動で出発(到着)時刻通報メッセージ送信する。その際、イベント種類(離陸・着陸)、イベント発生時刻の情報が含まれる出発(到着)時刻通報メッセージは自動生成され、またイベント種類、イベント発生時刻の情報は機上評価装置内に保存される。

 

 

 

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