第2回作業部会議事(平成12年1月25日)
[会議次第]
(1)昨年実施した作業の概要報告
委託会社から、平成11年8月2日に開催された第1回作業部会の議事録概要について報告が行われた。
(2)飛行評価試験結果の報告
(a)飛行試験の概略
委託会社から、平成11年11月に行われた飛行評価試験の概略について(VTR「NHKニュース」上映を含め)報告が行われた。
(b)通信データ解析結果
委託会社から、平成11年11月に行われた飛行評価試験における通信特性データの解析結果報告が行われた。以下に質疑応答の要旨を示す。
・メッセージの追い越しや、NO ACKの繰り返しが発生しているようであるが、これは機上装置のACK待ちタイマー設定が短すぎることが原因ではないか。実運用システムの通信のデータとは思えない結果である。通信機のタイマー設定はユーザーが勝手に変更することはできないが、ベンダーが通信機を出荷する際にユーザー側から依頼できるはずである。
・ACARSの問題か、機上装置(CNS-12)の問題か、飛行高度の問題かが今回は特定できないのが残念である。しかしNO ACKでもヘリコプターに通信が届いていることがあるのはACARSのプロトコル自体の問題。実際、通信トラフィックが増えてきて同じような現象がエアラインでも見られるようになってきている。
・「メッセージの追い越し」の原因はRGSがメッセージを「破棄」するのではなく、センターから再送を「受け付けない」だけである。
・全体としてみればVHF通信というよりは衛星通信に近い伝送時間である。原因が明らかである極端な伝送遅延(例えば18日午後-RGS切換時のような)データを除いて分析するべき。
・フライトで見れば日程後半の海側を飛行した場合には通信特性が良いという結果が出ているため地形の影響があったといえる。日別(フライト別)のデータ分析を行ってみる必要がある。
(c)評価者ヒアリング・アンケート結果
委託会社から、飛行評価試験中のヒアリング結果およびその後のアンケート調査結果の報告が行われた。
(3)最終報告書の取りまとめ方に関する検討
・試作システムより、試用システムという表現の方が適当である。
・衛星利用についても将来の課題という位置付けで触れるべき。将来に衛星を使用した場合にも共通の課題が明らかになれば良い。
・衛星通信については実際には日本の法制度上の問題が大きい。公衆電波を使用して運航管理は出来ないというのが郵政省側の主張である。同じシステム、同じ通信品質、同じ周波数を利用しているにも係らず使用目的で免許が異なってしまう。
・地上側免許については協議会に参加してもらえれば煩雑な諸手続きをせずに使用できる。通信料金は利用者が増えればコストも下がるものである。
・報告書ドラフト版を委員会の10日前を目処に各委員に郵送する。事前に目を通していただき委員会当日にご意見等あれば伺いたい。