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この事態が生じても、データを転送に適用できない場合は後続のフィールドを送信する必要はない。後続のフィールドが不足しているかどうかは1バイトのリンク層長ごとに判断する。リンクがシンプレクスの場合は、パケット再生が送信されるまでインデックス未定のパケットはすべて廃棄するものとする。再生まではパケットを任意で保持することができ、その後で圧縮を解除する。

・TYPE_COMPRESSED_CLNPパケット(長短を問わず)を受信次第、プロトコル・フィールドを81に設定しなければならない。

・パケットがTYPE_COMPRESSED_SHORTまたはTYPE_MULTICASTであるか、またはHビットが真でない場合、生存期間フィールドは、地上では16進値1dに、空中では5に設定するものとする。そうでなければ生存期間フィールドは、圧縮ヘッダ内の値に設定するものとする。

・TYPE_COMPRESSED_SHORTパケットについては、ERビットをノンゼロに、また、MS及びSPビットはゼロに設定する。そうでない場合は、MS及びSPのフラグはM及びSビット内に示すとおりに設定し、ERビットはEビット値の補数に設定する。

・タイプ・フィールドは、TYPE_COMPRESSED_SHORTパケットまたはTYPE_MULTICASTのパケットのDTに設定する。そうでない場合は、Dフィールドを検査してタイプ・フィールド値を決定しなければならない。

・セグメント長は、リンク層が決定した値に設定するものとする。

・ヘッダがいったん再構成され次第、チェックサムを再計算するものとする。

・NSAPフィールドは、前に当該インデックス値として記録した値に設定する。

・パケットがTYPE_COMPRESSED_SHORTまたはTYPE_MULTICASTであるか、または1フィールドが真でない場合、DUI、セグメント・オフセット及び全長の各フィールドは存在してはならない。そうでなければ、DUI及びセグメント・オフセット・フィールドは送信した値に設定し、全長フィールドがある場合はその値を、同一のインデックス/DUIペアを持つ将来のパケットに使用するため記録するものとする。

・全長フィールドを送信しない場合は、このインデックス/DUIペアに記録した値に設定する。記憶された値がない場合、このDUIを持つセグメントはすべて廃棄しなければならない。再生パケットは任意に要求することができる。

・0ビットが設定される場合、QOSオプション・フィールドは、QOSフィールド及びCEビット内の情報を使用して再構成するものとする。

・セキュリティ・バイトがノンゼロの場合、セキュリティ・オプション・フィールドは、提供された情報に基づいて再構成するものとする。

 

 

 

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