I.11 DCE及びXDCEの状態表
I.11.1 状態表の要件
DCE及びXDCEは、状態表I.11-1〜I.11-18に規定のとおりに機能するものとする。
状態表I.11-11〜I.11-18は、以下の場合に適用する。
a) 括弧内のXNIまたはXDCE用語が省略されている場合のANI状態遷移
b) 括弧内の用語を使用し、かつ、それらに先行するXDCEまたはXNIが省略されている場合のGNI状態遷移
I.11.2 診断及び原因コード
一定の条件に関する表項目は、指示した状態に入る際に生成されるパケット内に含む必要がある診断コードを示す。「D=」という用語は、診断コードを定義するものである。「A=DIAG」の場合、取るべき措置は、ISO 8208診断パケットを生成してそれをDTEに転送することとする。すなわち、表示した診断コードは、そのパケットの診断フィールド内の項目を定義する。どのパケット・タイプの原因フィールドでも、その原因フィールドのビット8は常にゼロに設定して、その状態がDTE/DCEインタフェースによって探知されたことを示す必要がある。別段の規定がない限り、クリアリング原因コード及びリセット原因コードは、ISO 8208に規定のとおり設定するものとする。
注1)下記の各表は、次の順番で状態要件を規定する。