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I.6.4 データ転送及び割込み手順

 

I.6.4.1 全  般

 

I.6.4.1.1 データ転送及び割込み手順は、各SVCに個別に適用するものとする。ユーザ・データ・フィールドの内容は、DCEまたは同位XDCEへ透過的に渡さなければならない。データは、そのデータ・パケットに割当てられたシーケンス番号により指令された順番で転送するものとする。

 

I.6.4.1.2 パケットを転送するため、SVCはフロー制御可能状態(d1)でなければならない。

 

I.6.4.2 VDLモード3パケット・サイズ

 

I.6.4.2.1 VDLモード3データ・パケットの最大サイズは、924オクテット長とする。この924オクテットの最大データ・パケット・サイズと6バイト・オーバヘッドの単一情報フレーム及び1オクテットのペイロード識別が組合されて、TDMA MACレイヤ及びその、各々RS(72,62)に符号化された連続するスロットを上限15個まで送信することができる能力により課せられた最大値930オクテットを創出する。

 

I.6.4.2.2 VDLモード3のサブネットワークは、最大サイズ未満のパケットを転送することができるものとする。

 

I.6.4.3 フロー制御ウィンドウ・サイズ

 

VDLモード3サブネットワークのフロー制御ウィンドウ・サイズは、DTE/DCEインタフェース上で使用するサイズとは別個とする。VDLモード3サブネットワークのウィンドウ・サイズは、アップリンク及びダウンリンクの方向に15パケットとする。

 

I.6.4.4 SVCフロー制御

 

I.6.4.4.1 フロー制御は、受信したパケット(PR)のシーケンス番号及び送信されたパケット(PS)のシーケンス番号を使用して管理する。各SVCのXNIが生成するそれぞれのVDLモード3データ・パケットごとに1つずつシーケンス番号(PS)を割当てるものとする。SVCがまさにフロー制御可能状態に入ったその時点でXDCEがリンクレベルに転送する最初のVDLモード3データ・パケットには、ゼロの番号を付ける。SVCがフロー制御可能状態に入ったその直後に同位XDCEから受取る最初のVDLモード3データ・パケットにも、ゼロの番号を付ける。その後のパケットは連続する順番どおりとなる。

 

 

 

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