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ダウンリンク方向については、管理フレームとV/D(音声)フレームは、選択アルゴリズムによって前に選ばれたスロットで伝送されるものとする。スロット選択は、1つまたは複数のMACサイクル間に受信されるすべてのスロットのMアップリンク・バーストに選択アルゴリズムを適応することで行われるものとする。もし、選択アルゴリズムがPTTイベント間にスロット変更が必要であると判断した場合は、スロット変更は、PTTイベントが終了するまで行われることはないものとする。

 

航空機受信機は、受信したダウンリンクV/D(音声)フレームに対してスロット選択アルゴリズムを適応しないものとする。すべての受信したダウンリンクV/D(音声)フレームは、空だい空対空通信を行うことを可能にする。音声ユニット処理へ送られるものとする。

 

注) 航空機無線機で使用される選択アルゴリズムの詳細は、ガイダンス・マテリアルに記述されている

 

3.7.2.3 リンク変更

 

3.7.2.3.1 LME手順の概要

 

機上及び地上のLMEは、表3-59bにリストしたCTRL_CMD及びCTRL_RSPのフレーム・タイプと下記の本文に記載の手順とを使用して、航空機及び地上システム間に高信頼性の接続を維持しなければならない。LMEは、相互にリンクを持たないシステムからどんな有効なCTRLフレームを受信した場合でも、81hのLCR原因コード及び‘d’ビットをプロトコル違反原因コードの1に設定したCTRL_RSP_LCRによって応答するものとする。

 

注)モード3は、モード1及び2がC/Rビットを「コマンド」に設定したXIDフレームを使用するのと同じ方法で、CTRL_CMDフレームを使用する。同様に、CTRL_RSPフレームも、モード1及び2がC/Rビットを「応答」に設定したXIDフレームを使用するのと同じ方法で使用する。

 

 

 

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