*N1は、個々の構成フレームのフレーム・ヘッダを含むフレーム・グループの最大サイズを定義するものである。単一のグループ化されていないフレームの場合、フレーム・ヘッダを除いた最大フレーム・サイズは924オクテットである。対応するデフォルト値がT1=10またはそれ以上の場合、N2で示されるデフォルト値は有効である。
3.6.3.1 タイマT3(リンク初期化時間)
タイマT3は、データリンク・エンティティがCTRL_CMDフレームを再送信する前にCTRL_RSPフレームを待つ時間とする。
3.6.3.2 パラメータN1(最大フレーム・グループ・サイズ)
N1パラメータは、最大フレーム・グループ・サイズをオクテット単位で示すものである。N1パラメータの値は、フレームを構成するすべてのDLSフレーム・ヘッダを含む。ある局が受け入れることができるIフレームの最大は、N1パラメータからDLSフレーム・ヘッダの6オクテットを引いたものとする。
3.6.4 手順の記述
VDLデータリンク運用手順は、次の各項で記述する方式に従うものとする。
3.6.4.1 作動のモード
DLSは、常に非同期平衡モードで作動するものとする。
注)いつでもいずれかの局がメッセージを伝送することができるため、データリンクの管理について同位と見なされる。
3.6.4.2 ブロードキャスト
INFOフレーム及びCTRL_CMDフレームのみをブロードキャストするものとする。ブロードキャスト・フレームの場合、アドレス及びアドレス・タイプ・フィールドは、すべて2進値1に設定しなければならない。