3.5.4.3.3 次網メッセージ
LMEからの指示により、地上MACサブレイヤは次網メッセージを伝送しなければならない。次網メッセージの送信は、2つの連続サイクル内で行うものとする。
同一情報を含む2つの連続する次網メッセージを受信次第、機上MACサブレイヤはLMEに、その受信した次網情報を提供するものとする。
LMEによる指示があった場合、機上MACサブレイヤは、次のポーリング要求に応じて地上局に次網ACKメッセージを送信しなければならない。次網ACKメッセージを受信次第、地上MACサブレイヤは地上LMEに送達確認を出すものとする。
地上局は、次のポーリング要求に応じて次網ACKを受信できなかった場合、次に利用可能なMアップリンク・チャネルで、MACサブレイヤを通じ機上LMEに次網メッセージを再伝送しなければならない。次網メッセージの再送信もまた、2つの連続サイクル内で伝送するものとする。ポーリング応答カウンタNL2の値を超えた場合は、次網の再伝送を停止しなければならない。更に、次網送信もまた、網離脱メッセージを受信次第終了する。
機上局は、ポーリング時に送信する予約要求メッセージ及び次網ACKメッセージの両方を持つ場合は次網ACKメッセージを送信するものとする。
次網ACKメッセージのフォーマットは、付録Fの2.13項に定義のとおりである。
3.5.4.3.4 網離脱メッセージ
LME(3.7項)の指示により、機上MACサブレイヤは、適切なMダウンリンク・バーストLBACを選択し、付録Hのアルゴリズムに基づいて網離脱メッセージを伝送するものとする。このメッセージに関しては、再伝送を行わないものとする。
3.5.4.4 データ運用支援
3.5.4.4.1 分割機能
MACサブレイヤは、上位層から受信した1データ・バーストよりも長いユーザ・メッセージの分割を行い、データのバースト伝送を支援するものとする。分割機能は、以下の手順を遵守するものとする。