3.5.3　機上MACサービス・システム・パラメータ

　

機上MACサービス・システム・パラメータは、表3-53a及び表3-53bで定義されるとおりとする。パラメータの概要については3.5.3.1項〜3.5.3.7項に示す。

　

表3-53a　機上MACサービス・システム・パラメータ

*航空機の無線機の場合は5PPMの規定クロック精度、また、地上の無線機の場合は2PPMの規定クロック精度に基づくもので、マッハ1の航空機に対して1PPMのタイミング・シフトが加算される。

**数値はシステム構成によって異なるため、以下の表3-53bに定義する。

　

表3-53b　機上MACサービス・システム・パラメータ

注1)RE、RR、RL、及びWRは、システム構成により異なる。

注2)RE、RR、RLの単位は、利用可能なタイム・スロットの数である。

　

3.5.3.1　パラメータt(トランケーション)

　

このパラメータは、主タイミング基準(3.5.4.1.1項に定義)を受信しない間に、伝送V/D(音声)バーストを短縮する必要なしに通常タイミング状態1(TS1)で経過することが可能なMACサイクルの数である。このパラメータは、航空機側VDLのシンボル・クロックの安定度によって決定されるものとし、±1シンボル期間のタイミング・ドリフトを累算する前のMACサイクル数を表している。

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