(2) 評価の条件
システム構成を2V2Dとし、地上局側では、LBAC#5のタイミングで、Mバースト(ノーマルメッセージ)を送信し続ける。このため、図5.2.1-1から奇フレームのA,Bスロットのタイミングで、Mバーストが送信されることになる。また、地上局のMバーストの同期コードは、ノーマルメッセージであるため、"S2*"である。
LBACの機能と位置について、表5.2.1-1、表5.2.1-2にそれぞれ示す。
(3) 評価結果
図5.2.11-1は、機上局が、地上局のMバースト(ノーマルメッセージUW: S2*)を受け、TDMA同期をしている様子である。地上局からMバーストを受ける前の時点では、機上局のTDMAタイミングは、非同期であり、2MACサイクル後のMバーストの時点では、同期が確立していることが確認された。また、同期精度に於いても、±1シンボル以内の45μs以内で同期が確立していることが確認された。