5.1.2.4 データ・サイズと伝送時間/再送信オーバー機数
モード3のデータ・フレーム・サイズ(N1)の最大値は、930バイト(最大15バースト)に規定されている。今回のシミュレーションでは、N1は、930バイト固定で行った。表5.1.2.4にデータ・サイズと伝送時間/再送信オーバー機数の関係(2V2D/同時送信)を示す。
この表から、データ・サイズが大きくなり、航空機数が増えると、伝送時間が増加し再送信オーバー機数が増加することがわかる。
モード3は、1フレーム(930バイト)のデータ単位毎に予約要求処理を行う。従って、930バイトのデータは1フレームであるが、931バイトのデータは2フレームとなり、予約要求処理が2回作動するため、伝送時間が余分にかかってしまう。モード3のデータ伝送は、1フレーム(930バイト)以内で送信することが望ましいと思われる。