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5. 試作の評価

 

5.1 運用評価シミュレーションの評価

 

5.1.1 音声評価

 

モード3の音声は、PTTによる通信であるため送信予約等の手順がない。従って、ボコーダ等の内部処理を除く伝送時間(空地間の伝送時間のみ)に関しては、現在のアナログ音声通信と変わりはないと思われる。

音声の評価は、ボコーダの評価が重要と考えられる。

 

5.1.2 データ評価

 

シミュレーションでは、RR(予約要求ランダマイザ)、WR(予約要求再送信前遅延)、及びNM1(最大予約要求リトライ数)の3種のパラメータと航空機数を可変として評価を行った。評価は、パラメータの1種と航空機数を変更し、他の2種のパラメータはデフォルトを使用する方法で行った。表5.1.2-1にシミュレーションで使用したパラメータの値と表5.1.2-2にパラメータ組み合わせ例を以下に示す。また、シミュレーションにより収集した結果のグラフは、付録-Bに添付する。

 

表5.1.2-1 シミュレーションで使用したパラメータの値

069-1.gif

(下線は、SARPsのデフォルト値)

表5.1.2-2にパラメータ組み合わせ例

069-2.gif

 

 

 

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