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一方、復号処理には、Kasami Decoderを原理とした、ハードウェアで実現している。

 

4.5 通信処理部

 

4.5.1 機能概要

 

通信制御部は、TDMA制御を含むRF部のモデム系のデータ送信および受信を最終的に判断処理し、上位層(MACの一部)機能を含むものである。今回の部分試作では、汎用パーソナルコンピュータを使用し、モデム系のデータ伝送機能を有する。また、V/D伝送の応答"ACK"の最小時間を評価するため、LMEの一部機能を盛り込んだ評価用ソフトウェアを設計した。

 

4.5.2 仕様概要

 

通信制御部のハードウェアとして使用した、パーソナルコンピュータの仕様を表4.5.2-1に示す。

 

表4.5.2-1 通信制御部PC仕様

066-1.gif

 

通信制御部には、TDMA制御部のデータ伝送制御のため、2枚のシリアルI/Oボード(S-I/O)TDMA制御ブおよび変復調部とのインタフェースに1枚のデジタルI/Oボード(D-I/O)がそれぞれCバス接続されている。それぞれの主要機能と仕様を表4.5.2-2に示す。

 

 

 

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