3.3.2.2 音声伝送
音声通信は、管制官及びパイロットのPTT(Push To Talk)による行われる。したがって、予約要求、予約応答、送達確認及び再送信等の通信手順が無いため、音声伝送時間は、PTTが解除されてから、次のオペレータがPTTを押すまでの時間に依存する(PTTが押されている間は、他の通信者は通信ができない。また、他の通信者は、PTTが押されていない“空き”を自分で判断してPTTを押し、通信を開始する)。また、音声に関しては、アップリンク及びダウンリンクの違いによる伝送手順の違いはない(共にPTTによる通信で行う)。
シミュレーションでは、PTTの遅延はシナリオの内部に含める。
音声に関する空地間送受信シーケンス図を図3.3.2.2-1に、処理流れ図を図3.3.2.2-2に示す。