なりすまし、ポースキャン攻撃、コンピュータ・ウイルスは、組織内ネットワークのセキュリティ・ホールを見つける行為、あるいはセキュリティ・ホールそのものを作ってしまう行為である。いわば、不正アクセスをするための準備行為といえる。外部からの侵入を許せば、組織内のデータは、正規のユーザのように自由に扱われてしまう。コンピュータ・ウイルスのうち、不正アクセスによく使われるのはトロイの木馬型と呼ばれるタイプである。その他のタイプとして、主にデータの改ざん、データの破壊・消去を行う型、サービス停止やネットワーク遅延を行うワーム型がある。
事後否認は、証拠性の喪失を招く新しいセキュリティへの脅威である。電子取引において損失を招く可能性があるのに加え、取引の証拠を得られないような状態でサービスを稼働させていることは、社会的な信用問題にもなる。