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さて、今、2リッターエンジンの話をさせていただきましたけれども、そういうエンジン技術を使って、主要な排気量で全部そういう形に置きかえます。今申しました次世代エンジンに切りかえることによって、先ほど申しました2005年に95年比で25%の向上を目指したいというのが我々の取り組みの大きい点です。排出ガスも当然やります。

今のをグラフにいたしますと、時系列で1995年はこういうところにありました。これを今の技術を順番に適用していきますと、企業の平均燃費として28%よくなります。政府目標の22.8に対して5年前倒しで達成していきたい、ということが我々企業目標でただいま動いております。同時に、排出ガスの方もこういう目標値に対して前倒しで、2002年には規制値を全部クリアしようということでただいま動いております。

 

燃費/大気汚染物質 改善の見通し

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<ディーゼル研究> 今のはガソリンの内燃機関でございますけれども、世の中でいろいろな形で実用化されている主要なエンジンにディーゼルエンジンがございます。ディーゼルエンジンは国内で乗用車に使われていることはごく僅かですけれども、ヨーロッパでは主流になりつつございます。これはガソリンに対して30%以上のCO2削減になります。課題は排出ガスがガソリンに比べて大変汚い。これの対策をすることによってメリットを取り出そうというのがディーゼルエンジンの進化でございます。

 

 

 

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