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3. エコ交通関連用語集

相乗り:

一台の車に複数の人が乗る車の利用法。組織的な相乗りや制度として支援しているものもある。イギリスではCar Sharing、Ride Sharing、アメリカではCar Pooling、Ride Sharing、フランスではCovoiturage、ドイツではMFG=Mitfahrgelegenheitという。相乗りしている車両をアメリカではHOV(High Occupancy Vehicle)とよぶ。

車のない日:

1998年から始まったフランス環境省が推進する国家的社会実験。正式には「街では、自分の車を使わない日」という。都心部で温暖化の影響の大きいガソリン・ディーゼル車の通行を禁止する都心部交通計画の技術的確認と車の大気汚染問題についての社会的啓蒙を目的としている。2000年からはEUのプロジェクトとなる。

カーシェアリング:

車を共同で所有あるいは共同で利用する車の使い方。最も単純な形式は知人と共有することに始まり、次第に会員を募り組合組織で運営、あるいは、企業活動として行うこともある。イギリスではClub Car、アメリカではCar Sharing、Commuterといい、日本でも共有や共同利用等とあり内容も必ずしも完全に一致はしていない。

カープール:

アメリカで一般化している普通の車の相乗りのこと。ミニバンを使う場合はバンプールという。

クリーンエネルギー:

水力、風力、地熱、太陽熱など大気汚染、地球温暖化ガス排出の少ないエネルギー。車の燃料として天然ガス、LPG、メタノール、電気、水素なども相当する。

公共レンタカー:

一般化されていない言葉だが、ここでは都市内の一定間隔以内ごと確保された場所に自由に使える自動車を配置し、自分で運転して利用するという新しい公共交通としての短時間レンタカーをさす。バスとタクシーの中間の個人利用ができる公共交通として期待されており、セルフサービスのレンタカー、電気自動車のセルフサービス、個人的公共交通といういい方で説明できる。

社会実験:

本格実施の前に計画に基づいて、技術的なまた運営上の確認、あるいは、改善するべき部分を検証するために一定期間、一定条件の下で実験であるが実際に試行すること。特に交通のように現実社会では様々な影響する要因が多い場合、有効な方法である。技術的確認と同時に、一般の人々への計画の周知という側面も重要である。

宅配レンタカー:

前日までに予約すると指定の場所に配送してくれるレンタカーの新しいサービス。契約マンションでは確保した駐車場に配置し管理人が手続きをすることもできる。他に週末レンタカーという車種は選べないが長期契約で格安に利用できるサービスなどもある。

乗合タクシー:

一定のルートを運行することが多いが、沿道利用者の要望に応じ乗り合う形で共同利用するタイプのタクシー。多くはトラックの改造かミニバスを使用し、一般タクシーより安くバスより細かいサービスができる一般市民の足となっている。

マルチサービスタクシー:

様々なタイプの利用者の要望に応じて特別なルートを通り、特別な条件に対応するサービスをするタクシー。ハンディキャップ、高齢者、深夜等に対応するサービスがある。

 

 

 

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